考えてみてください
先日、ある方からこんな相談をされました。
「自信がないのですが、どうするばいいでしょうか?」
「自信がないから、行動ができないのです。」と。
「自信がない」というキーワードは、自己肯定感にとっても関係があります。
あなたは何に対して自信がありますか?
そして、何に対して自信がありませんか?
一度考えてみてください。
自信があること、自信がないことは何ですか?
どうしたら自信をつけられるか
多くの人は、自信がない自分が嫌です。
誰もが「自信がある自分でいたい」と思いたいですよね。
では、どうしたら自信をつけられるでしょう?
さっき、自信があること、自信がないことを考えてくれました。
そのとき、誰が自信があること、自信がないことを判断していましたか?
そうですよね、お気づきのとおり、あなた自身です。
あなたがこれは自信がある、これは自信がないと判断していたのです。
ひょっとしたら自信があることは全く出てこなくて、自信がないことだけがたくさん出てきた人もいるかもしれません(全然、大丈夫です)。
ここで大切なことをお伝えします。
あなた自身の見方、考え方、評価の仕方が重要ポイントになるのです。
「自信がない」という人には共通点があります。
それは、出来ているにもかかわらず自分でそのことを評価しなかったり、または無視していたりする点です。
「自信がない」という人を観察していたり、話を聞いていたりすると、いくつも良いところ、良い考え、良い行動が見えてきます。
それなのに、その良いところを自信がないと言っている人に伝えると、「いやいや・・・」と言って、なかなか受け入れようとしないのです。
ここの自分への見え方、考え方、評価の仕方が歪んでしまっているのです。
子供の頃は、褒められたりしたら素直に嬉しかったはずです。
子供の頃は、自分に対する見え方や考え方や評価の仕方も、もっとシンプルだったかもしれません。
自分への見え方、考え方、評価の仕方をもっとシンプルにする必要があるのです。
あなたが今現在、できていることはたくさんあります。
すごく貢献されていることもあります。
ただ、そこをちゃんと見ていないだけなんです。
そこを認められるようになれば、あなたの自己肯定感は高まります。
そして自信もつきます。
自信と行動
「自信がついたら行動ができる」と思われている人が結構います。
今は自信がないから行動できないけれど、きっと自信ができたら行動できると思っているのです。
実は、順番が逆になります。
行動をするから自信になるのです。
つまり、自信をつけたいのなら、先に行動をしなければなりません。
そして、みなさん、たくさんの行動ができていますし、たくさん価値のあることをされています。
大切なところは、今できていることを認めることなのです。
それができれば、きっと見る世界が変わってくると思います。
だめな自分、悲しい自分、自信がない自分はあって当然です。
しかし、それはあなたのごく一部分です。
その一部分を、あなたの「大部分」や「全体」に変えてはいけません。
自信を失わず前を向きなさい。悲しみについて考えすぎてはいけません。悲しいことはもう終わりです。前を向いて懸命に働きなさい。
ダライ・ラマ14世
本を読んだり、仕事をしたり、家事を頑張ったり、人と話したり。
「当然のこと」として無視してはいけません。
こられの行動をちゃんと評価しないといけません。
自分に◯(マル)をつけるところなのです。
その◯(マル)という成功体験が積み重なり、自信がついてくるのです。
- 今日、ごはんを美味しく食べることができた。
- あの人に感謝することができた。
- 観たかった映画を観ることができた。
- お気に入りの新曲の歌を、歌えるようになった。
- セミナーに参加して勉強した。
- 焦らずに雨をやり過ごし、無事に家に帰ることができた。
きっとみなさんは、このような小さな成功体験を毎日されています。
ちゃんと自分の行動を評価して、成功体験をたくさん積んでいきましょう。
「自信がないからやめよう」じゃなくて「自信をつけるためにやろう」
吉岡 秀人(医師)
自分の行動にマルをつける。
自分のやってきたこと、現在やっていることを評価する。
そうすることで成功体験が積み重なり、自信がついていく。