自己肯定感の低い言葉

最近はミッションの話が多かったので、今日は自己肯定感の話をします。
「働かざるもの食うべからず」
とても有名な言葉ですよね。
あなたはこの言葉を聞いてどんな気持ちになりますか?
働かなければ食べてはいけない。
怠け者のようになってはいけない。
世の中に自分の価値を示さないといけない。
色んな解釈ができると思います。
私はこの言葉は、とても自己肯定感の低い言葉だと認識しています。
働かなければ、お金を稼がなければ、人は生きている価値はないのでしょうか?
真に自己肯定感の高い人たちは、自分が世の中に存在していることだけでも肯定しています。
寝たきりの人でも自己肯定感の高い人はたくさんいます。
もちろん、貢献や価値の提供やワクワクすることをすることで自己肯定感は高まります。
それは今まで伝えてきたことです。
しかし、ここでは存在を肯定するだけでも自己肯定感が高まるということを伝えています。
「働かざるもの食うべからず」という言葉は、その「存在を肯定する」ということを否定している言葉だと私は思っています。
仮にAIや自動運転が進んで人間がAIに仕事を奪われる時代になったとします。
そのときは、ひょっとしてベーシックインカムのように毎月働かなくてもお金が入ってくるシステムになっているかもしれません。
そのときも「働かざるもの食うべからず」と言えるのでしょうか。
誤解のないように言っておきますが、私は仕事や労働を肯定的にとらえています。
自己肯定感の高い人たちも、働くことに喜びや楽しみを持っている人が多いです。
みんな働かなくたっていいという話をしている訳ではございません。
ただ今まで疑ったこともない言葉や価値観の中に、人の自己肯定感を低くする要因が含まれていることを伝えているのです。
夢をバカにする人間から離れなさい。
器の小さい人間ほどケチをつけたがる。
真に度量の大きな人間は、「できる」と思わせてくれるものだ。
マーク・トウェイン
あなたは特別なことをしなくても自己肯定感を高めることができます。
難しい資格を取得する必要はありません。
外国にいって学ぶ必要もありません。
ただ自分の存在を認めることができることで、自己肯定感は高まります。
誰かの曇った心にさす、虹になりなさい。
マヤ・アンジェロウ
誰かの曇った心にも、自分の曇った心にも、虹をさすには自分の存在を認めることです。
そして自分を愛することです。
自分の存在を肯定し、自分を愛する。