自分より子どもの自己肯定感を高めたい
今日は子どもの自己肯定感についてお話します。
ブログのカテゴリーにあるので、今後もこのテーマについてはたまに発信していきますね。
私が自己肯定感コーチングで受ける相談の中に、「私の自己肯定感は低くてもいいので、子どもの自己肯定感を高めたいです。」という思いのクライアントが何人かいました。
「いました」というように過去形になっているので、そのクライアントたちの考え方が変わったと判断してください。
でも以前はこのように、「私の自己肯定感は低くてもいいので、子どもの自己肯定感を高めたいです。」という考え方だったのです。
「えっ、いけないの?」と思われる人もいるかもしれません。
親の自己肯定感が低くて、子どもの自己肯定感が高い人は何人もいます。
しかし、子どもの年齢が低ければ低いほど、子どもは親の影響を大きく受けやすい環境にあります。
自己肯定感の低い親の影響、つまり、自分の考え方や価値観や存在を否定するエネルギーが、子どもに影響しやすくなるのです。
たとえば「(必要以上に)みんなと一緒じゃなければならない!」と子どもに叱りつけたりします。
これは状況にもよりますが、多くの場合、親自身の自分軸が弱いので、他人軸に合わせようとしてしまうのです。
その価値観は子どもに大きく影響を与えます。
子どもからすると、親の影響力は先生よりも、法律よりも大きいです。
いろんな状況や場面を親と子どもは一緒に過ごし、親の考え方や価値観、行動や言葉などを子どもは吸収しています。
ですから、親の自己肯定感は、子どもの自己肯定感に影響します。
親が、「自分自身の自己肯定感は低くてもいいので、子どもの自己肯定感を高めたいです。」というのは、まだあまり自己肯定感について知らないという状態です。
「私は英語が話せなくてもいいので、子どもには英語を話せるようになってほしい」というのとは、まったく違う話になります。
もちろん、子どもも大切だと思いますが、まずはあなた自身の幸せを考えてください。
つまり、あなた自身の自己肯定感を高めることを優先にしてください。
そうすれば、自己肯定感が高くなった親の良い影響を子どもは受け続けることになりますので。
まずは自分自身を愛しなさい。
自分を愛せない人は、他人を愛することはできません。
ダライ・ラマ14世
愛するという意味は、自分自身や他人の幸せを考えること、実行することです。
自己肯定感コーチングのクライアントで、以前「私の自己肯定感は低くてもいいので、子どもの自己肯定感を高めたいです。」と言っていた人たちが、今は自分自身の自己肯定感を高めることにフォーカスしています。
子どもにも自分にも課題があって、その問題解決は最終的には自分自身でしか出来ないことも知っています。
そして、多くの人が「変わった」「成長した」というほど、生き生きされています。
子どもの自己肯定感を高めたいのなら、まずはあなた自身の自己肯定感を高めてください。
それがあなたと子どもにとっての突破口(ブレイクスルー)になることでしょう。
そして、自己肯定感が高くなったあなたと、あなたの子どもは、高い自己肯定感の影響を他の誰かに与えていくようになります。
こうして自己肯定感の良い影響力が広がっていけば、世の中はきっと、さらに良くなることでしょう。
子どもの自己肯定感を高めたいのなら、まずはあなた自身の自己肯定感を高めてください。