日没まで目標地点までたどり着くには
今日は「ミッションとビジョン」についてのお話をします。
今日の記事の内容は、ミッションとビジョンの理解が深まりますし、目標設定をする際に役に立つ考え方です。
さっそく例を出しますね。
ゲーム感覚で考えてもらったら嬉しいです。
あなたは湖の岸にいます。
とても大きな湖をスタート地点(現在いる岸)からゴール地点(目標地点の岸)までボートで向かいます。
日没までにゴールに着かなければいけません。
あなたがまっすぐにボートを走らせていたとしても、実際はボートは斜めに走ってしまってたりします。
斜めに走ると、それだけ時間がロスしちゃいます。
時間がロスしてしまうと、日没までにゴール地点に着くことができないかもしれません。
あなただったらどうしますか?
これは自己肯定感コーチングでクライアントに質問している題材なんです。
みなさん、鋭い考え方や、なるほど!という考え方をしていたり、ユニークな考え方をしてたりします。
正解は1つだけというものではありませんが、ここで私が伝えようとしている原理原則は、ミッションやビジョンや目標設定にとても役に立つものなのです。
メタアウトカム
スタート地点とゴール地点(目標地点)を直線でつなぎます。
しかし、これだけでは実際にボートは斜めに走る可能性があります。
ここで重要な考え方なのですが、ゴールの先にある「目標地点の先のある地点」を設定するのです。
この目標地点の先にある地点を、「目標地点の先の目標」とここでは言っておきますね。
湖の例でいえば、ゴール地点の先にあるビルや木を「目標地点の先の目標」目印にするのです。
日没までに時間のロスをせずに最短でゴール地点(目標地点)までたどり着く方法は、「スタート地点」と「ゴール地点(目標地点)」と「目標地点の先の目標」の3点を直線でつなげるのです。
カンタンなイメージでいうと下のイラストのような感じです。
青丸は湖です・・・。
「目標地点の先の目標」をNLPでは、メタアウトカムと言います。
たとえばあなたが今年の1月から12月までの目標設定をするとき、来年の3月くらいをメタアウトカムとして設定できます。
目標をかなえたあと、自分がどうなっているのかをイメージします。
3月というのは適当な数字です。目標をかなえたあとの自分を確認できる時期を設定してもらえればOKです。
こうして目標設定にメタアウトカムを設定すると、より具体的にイメージがしやすくなって、目標設定の質が向上します。
同一線上に存在する
そして、また湖のイラストを見てください。
ゴール地点(目標地点)がビジョンであり
目標地点の先の目標がミッションであります。
ミッションもビジョンも今いるあなたの場所(スタート地点)から同一線上にあることが最大のポイントになります。
そうなんです。
ミッションとビジョンは同一線上にあるものなので、ミッションとビジョンの内容がバラバラだと、ミッションやビジョンは役に立ちません。
軸がなくなってしまうからです。
多くの人がミッションやビジョンを役立たせれられていない1つの理由は、ミッションとビジョンがバラバラになっていることなんです。
同一線上にミッションとビジョンが存在しないことなんです。
同一線上に存在するミッションとビジョンは役立たせていくと、人は軸が出来るようになります。
あなたの価値観にそった軸です。
ミッションやビジョンはあなたに軸をあたえ、あなたが望んでいる行動を引き寄せます。
同一線上にあるミッションとビジョンは、 湖の例のように時間のロスを減らします。
時間だけではなく、労力、お金、精神の無駄づかいを減らして、それらのリソースをあなたが望む目標にフォーカスしてくれます。
ミッションの価値は文章の美しさにあるのではない。
正しい行動をもたらすことにある。
ピーター・ドラッカー
アウトカムを知る。
ミッションとビジョンは同一線上に存在することを知る。