はるかに大切なこと
私は好きな画家が2人います。
フェルメールとミレーです。
フェルメールは窓からさすキレイな光が特徴の絵を描く人気の画家ですよね。
ミレーは優しくて力強い印象の画家です。
どちらの画家も大好きです。
大阪では今、フェルメール展が開催されているので今日はフェルメール関連の記事にします。
この絵を見てください。
この絵は、フェルメールの初期の頃の作品だと言われています。
フェルメール独特の窓から射す光もなければ、「フェルメール・ブルー」と言われているラピスラズリの色も使われていません。
訪れたイエスをもてなすために働く姉マルタが、イエスのそばでイエスの話に聞き入って働こうともしない妹マリアを非難したところ、真に大切なことに従事しているのはマリアの方であるとイエスから逆にさとされたという有名な話です。
おそらく、イエスが家に訪れたのでマルタが食事をもってイエスをもてなそうとして料理や食事の準備をしているのにも関わらず、妹のマリアがいっさい手伝ってくれないのでイエスに「妹に何とか言ってください」と伝えると、イエスに「本当に大切なことをしているのはマリアの方である」と言われているシーンですかね。
もちろん家事や用事などの「実質的」なことは大切です。
でもそれ以上に「精神的」なことの方がはるかに大切だとイエスは言っています。
イエスの右手の見てください。
これは「祝福を与えている手」であなたは正しいことを言っているというポーズになります。
よく宗教画で見られます。
精神的なことにフォーカスする
忙しくて大変な毎日を過ごしている人もたくさん居られると思います。
気持ちに余裕のない人もいると思います。
忙しくて大変な人や、気持ちに余裕のない人に共通する部分は、実質的なことにフォーカスされています。
フォーカス(選択して集中する)すると、そのフォーカスされたものを引き寄せてしまいます。
つまり、ドンドンと実質的なことを引き寄せ入ってきて、より忙しくなり、より大変になり、より気持ちに余裕がないようになります。
まさに悪循環ですね。
それを変えるのが精神的なことにフォーカスすることです。
精神的なことは、人を変えることにつながります。
人を成長させたり、進歩させたり、行動させたりします。
実質的なことを何千回したところで、人は変わることはありません。
精神的なこととは、考えることです。
たとえば
- 自分にとって影響力の強い人と会話をする
- 読書する
- 日記を書く
- セミナーで学ぶ
- 瞑想する
- このブログを読んで考える
- 人の気持ちを考える
- 自分の気持ちを考える
あなたが深く考えることが出来きて成長できるものなら、それは精神的なものです。
実質的なことも大切ですが、それよりも精神的なことのほうの優先度と重要度を高めてみてください。
今日はフェルメールの絵から、実質的なことと精神的なことの内容をお伝えしました。
大阪では現在、フェルメール展が開催中です。
良い作品を観て、良い時間を過ごしてみるのもオススメです。
ではまた明日。
実質的なことより精神的なことのほうの優先度と重要度を高める。