鏡
今日はラポールを築くためのテクニックを1つお伝えします。
ミラーリング
このミラーリングのやり方は、相手の動作や表情の真似をします。
同時のときもあれば、遅れてやる場合もあります。
たとえば、相手が自分の髪をさわれば、あなたも遅れて自分の髪をさわる。
相手がヒジをついてコーヒーを飲めば、あなたもヒジをついてコーヒーを飲む。
いかがですか?
これだけです。実にシンプルです。
こういう視点で見ると、カフェやレストランで仲の良いコミュニケーション、調和のとれているコミュニケーションをとっている人は一目で分かります。
調和のとれているコミュニケーションをしている人たちは、同じ動作や似たような動作をしているんですね。
しかも自然にです。
逆に一方がイスにふんぞり返っていて、一方が前のめりで話しているのを見ると、話している内容が聞こえていなくても、コミュニケーションが上手くいってないのかな?と思ってしまいます。
コミュニケーションがうまくいっていない人たちは、全然違う動作や姿勢をしていることが多いです。
人は、自分と共通点がある人には、心がオープンになって親しみを感じやすい特性があります。
相手を尊重する気持ち
ミラーリングの注意点は、猿真似のようにならないようにすること。
相手にあからさまに真似されているとなってしまうと「バカにしてるの?」と相手を不快にさせてしまいかねません。
ミラーリングを行う目的は、相手の人とラポールを築くためです。
ミラーリングだけでなくラポールを築くための大切なポイントは、相手を尊重する気持ちです。
そもそも相手を尊重する気持ちがなければラポールは築けません。
もしあなたが仕事のとき、お客さんの仕草を意図的に真似をするだけで、ラポールは築かれやすくなります。
初めて会った取引先や面接官の人にもミラーリングをすることも出来ます。
友達や家族にもミラーリングを行うことが出来ます。
私は自己肯定感コーチングやセミナーのときに「ラポールを築こうとしているだけで半分は上手くいってます」とよく言います。
なぜか?
ラポールを築こうとしているだけでこちら側がオープンになっているからです。
コミュニケーションは相手のことにフォーカスされがちですが、意外と自分にはフォーカスされていません。
実は、あなた側がオープンになれていないことが多々あります。
「ラポールを築こうとしているだけで半分は上手くいってます」というのはあなたがオープンになっている、もしくはなろうとしているからです。
ミラーリングをドンドン使ってみてくださいね。
自分の心境の変化、相手の表情などを観察してください。
どんな気づきがありますか?
ミラーリングを行うと、相手は無意識的にあなたを自分と似た存在であると認識して、相手の警戒心を解き、好意や安心感を感じさせることができます。
相手の警戒心はミラーリングで解け。
アンソニー・ロビンズ
ミラーリングをたくさん使い、ラポールを築けたかをテスト(試す)する。
相手を尊重する気持ちがなければラポールは築くことができない。