オウム返し
今日はラポールを築く3つ目の方法をお伝えします。
バックトラッキング
バックトラッキングとは、俗にいう「オウム返し」のようなものです。
「昨日、京都のお寺に行ってきたんです!」と言われると
「京都のお寺に行ってきたんですね!」と返す。
相手の言ったことを返したり、相手の言ったことの一部分を返したりして、相手にちゃんと話を聞いていることや認識していることを示します。
コミュニケーションの上手な人は、このバックトラッキングを会話の中に適度に入れています。
自分が言ったことを自分と異なる声で返ってくると、ちゃんと自分の話が相手に伝わっていると思うものなんですね。
電話では相手の声しか情報がありません。
そのときこそ、バックトラッキングを使うとラポールが築かれやすくなります。
電話でのセールスや受付で、成績の良い人たちの対応を見たことがあるんですけれど、やはりバックトラッキングを使っていました。
もちろん、電話以外でもバックトラッキングは有効です。
コミュニケーションの上手な人は、人の話を聞きながら、適度にバックトラッキングを入れています。
それだけで、ラポールは築かれやすくなります。
ポイントは、相手が使った言葉をそのまま返すことです。
言葉のニュアンスを変えても通じますが、相手が使った言葉をそのまま使うことがよりラポールが築かれやすくなります。
「これからどんどん挑戦していきたいな」と相手の人が言えば
「これからどんどんチャレンジしていきたいんですね」とは言わない方がいいということです。
この場合は、「チャレンジ」と言わずに相手の言葉とおりに「挑戦」と言った方が良いと思います。
そして、バックトラッキングもミラーリングとペーシングと同じく、相手を尊重する気持ちが大切になります。
3日間でミラーリング、ペーシング、バックトラッキングとお伝えしてきました。
いかがでしょうか?
飛ばし過ぎていますか?
なるべく1つの記事に1つのポイントになるように心がけていますが、よりシンプルによりユニークにしていけたらと思っています。
ではまた明日。
バックトラッキングをやってみる。
バックトラッキングでどのようになったかを確認する。