自己重要感の定義
今日は、ラポールを築く5つ目の方法として「相手の自己重要感を高める」ことをお話します。
昨日に引き続き、自己重要感です。
相手の自己重要感を満たすといっても、自分を大切にしている感覚や、人や社会から必要とされているなと思う感覚の基準は相手にあります。
話している相手次第ということですが、「相手の自己重要感を高める」という行動はラポールを築くには、とっても役に立つアプローチだと思います。
「相手の自己重要感を高める」とは、シンプルに言えば、相手を大切にするということです。
相手を尊重し、大切に接する。
これこそがラポールを築く最大のアプローチになると私は思っています。
ダライ・ラマ14世は、これを「思いやり」と言っています。
相手を尊重し、大切に接する、そして相手の幸せを考え、相手の苦しみをとるにはどうしたらいいかを考える。
幸福は思いやりの心から生まれるものであって、怒りや憎しみからは決して生まれることはないのです。
ダライ・ラマ14世
ラポールを築くアプローチ方法
このブログでは、ラポールを築くアプローチを5つ提案しました。
相手の自己重要感を高める
あなたはどれが好きですか?
またどれが得意ですか?
これはミックス技で使っている人もいます。
傾聴しながら、ときどきバックトラッキングで相手の言葉を返し、相手が気づかないままミラーリングやペーシングをしています。
そして相手の自己重要感を高めるように、相手を尊重し、大切に接しています。
あなたが気づかないうちに、ラポールを築こうとしている人はいると思います。
人はラポールを築くことが出来れば、人間関係やコミュニケーションの質は良くなるのです。
人生の質は、コミュニケーションの質である。
アンソニー・ロビンズ
つまり、ラポールをたくさん使って、コミュニケーションの質を高めれば人生の質は高まるとアンソニー・ロビンズは言っています。
ラポールはどんな場面で使われていますか?
プライベートでも使えるラポールですが、仕事やビジネスにも使えます。
面接や交渉で使っている人もいます。
お店のお客さんに対して使う人もいます。
私こそ、ラポールを知って理解し、使い続けることによって、私の人生の質は確実に高まったんですよ。
20代の頃は、ミスコミュニケーションをして誤解されたりすると、「なんで分からないんだろう?」と理解をしない人を否定していました。
しかしラポールを意識し始めると、同じようにミスコミュニケーションをして誤解されたりしても、「最初にラポールを築けなかったからだな。」と前向きに建設的に考えられるようになったのです。
そして、相手も自分も責めたりしなくなりました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これを知って世界の見え方が変わったと思います。
このブログでは今後もラポールは何度も出てくるでしょう。
ブログを読まれている人のうち、1人でも多くの人がラポールを築くのが上手くなることを願っています。
ではまた明日!
相手を尊重し、大切に接することが相手の自己重要感を高めやすくする。
ラポールを築いてコミュニケーションの質を高める。