これで感覚をつかむ人もいます
前回は「自己肯定感の感覚を持つ」ということをお伝えしました。
「自己肯定感ってどんな感覚なんだろう?」と自問していかがでしたか?
気づきや変化、感想などがございましたらメールを送ってくださいね。
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今回は自己肯定感の感覚に面白い提案をしたいと思います。
このアプローチで自己肯定感の感覚をつかむ人もいます。
では早速はじめましょう。
マルをつける
あなたが、今までで「しまったな〜」「やってしまったな〜」と思うことを思い出してみて下さい。
人に向かって強くあたってしまったかもしれないし、感情的になったことかもしれません。
給料日までだいぶんあるのに、たくさんお金を使ってしまったことかもしれません。
物を壊してしまったこと、遅刻してしまったこと、友達を怒らせてしまったこと、何でもいいです。
思い出していただきましたか?
では、今の気持ちはどうですか?
あまり、良い気持ちじゃないですね。
おそらく◯と✕があれば、✕になっているかもしれません。
ありがとうございます。
では、✕になっているところを無理やり◯にもっていってもらえますか?
たとえば、私が仮に遅刻をしてしまいました。
後から振り返り、クライアントさんとの大事なコンサルなのに、遅刻をしてしまった〜。
自分に対して心の中で「どうして遅刻したんだろう。バカバカバカバカバカバカバカアホバカバカバカバカバカ」と自分自身を責めているとします。
このとき自分に✕をつけています。
これを無理やり◯に変えてしまうのです。
意味づけでもいいのですが、今回はストレートに意味づけせずに単に◯をつけるのです。
「遅刻したんや。全然いいで(笑)」と自分の心の中で思います。
✕から◯をつけられた瞬間、モヤモヤしてたり自分を否定していた気持ちがなくなったのに気づかれましたか?
そして、何か別の感覚が残ります。
この別の感覚のことを「軽くなった」と表現されたクライアントさんもいました。
私の場合は、「(自分に)優しくなった」「穏やかになった」に近い感覚が残ります。
あなたはどんな感覚が残りましたか?
この話をすると必ず一定数の人たちに「強い敵」が現れ始めます。
強い敵の出現
強い敵の正体を説明しますね。
✕から◯にする時に、「何言っているの?そんなの◯にしちゃだめじゃん!」「✕は✕なの!」「✕を◯にしちゃうと、とんでもないことになるよ」
そうなんです、強い敵の正体は「✕を◯に変えようとする際に現れる、心の中の強い抵抗」なんです。
このガチガチした心の硬さが、あなたの自己肯定感を低くしているのです。
柔らかくゲーム感覚で✕を◯にすると、上手くいきます。
何度も何度もやってみてください。
これは自己肯定感のトレーニングです。
歩くときも、走っているときも腹筋を軸として使っている感覚が分かるように、自己肯定感を感じてみてください。
これで実際に「自己肯定感ってどういう感覚なのか何となく分かった」という人が何人もいます。
本当にたくさん自分の中で起こっていること
そして最後に断っておきますが、私は決して✕を肯定しているのではありません。
「遅刻は◯だから、次もやろう」ではありません。
人は無意識でたくさん自分自身に✕をつけています。
本当にたくさん。
その✕が自分自身を必要以上に傷つけ、傷ついている上からさらに傷をつけていきます。
傷ついている上からさらに傷をつけるとどうなりますか?
それは、痛みになります。
もしあなたが辛かったり、悩んでいたり、しんどかったりしているのなら、その要因はこの痛みかもしれません。
「✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕」
たった1日でも人は、無意識に自分に✕をたくさんつけています。
まず自分自身がたくさん✕をつけていることを自覚してもらい、✕を◯に変える柔軟さの感覚もつかみ、◯になったときに残る感覚を味わってもらいたい。
そうすることで、自己肯定感という感覚をつかみやすくなるアプローチを提案しました。
今日、お伝えした内容はとても濃い内容だったと思います。
ブログの投稿では、なるべく1つの記事に1つのポイントになるように心がけておりますが、内容の誤解を避けるために今回のように重要なポイントが1つの記事にいくつも集中してしまうことがあります。
- 「しまったな〜」「やってしまったな〜」のようなことや、どんなことでもいいので「✕」のことを思い出してどんな気持ちになるのかを確認する。
- ✕を◯に無理やり変えてみる。その時に「強い抵抗」にあったとしてもそれはそれでOK!
- ◯になった感覚はどんな感じか感じてみる。
自分自身がたくさん✕をつけていることを自覚してもらい、✕を◯に変える柔軟さの感覚もつかみ、◯になったときに残る感覚を味わってもらいたい。
傷ついている上からさらに傷をつけると、それは痛みになる。
もしあなたが辛かったり、悩んでいたり、しんどかったりしているのなら、その要因はこの痛みかもしれない。
追伸:ちなみになんですが✕は「バツ」ではありません。「ペケ」です・・・。