大衆は常に間違っている
「何人もいる中で、何かを決めなければならないとき、あなたはどうしますか?」
たとえば、学校のクラスで何かを決めるとき、多数決とかをしませんでしたか?
ビジネスの現場で、クライアントが何かを決めようとするとき、例のように「多数決で決めましょう!」とクライアントが言われることがあります。
私はそのとき、「多数決以外で決めてみてはいかがでしょうか?」と提案します。
ビジネスの場合はリーダー(経営者かチームリーダー)が決めることをオススメしています。
何故かと言うと、あることで10人中、9人が反対していて、1人しか賛成しない場合があります。
しかし、経営者がその1人のアイデアにのって、上手くいく事がよくあるのです。
賛成の意見が多ければ「正解」という訳ではないのです。
大衆は常に間違っている。
アール・ナイチンゲール
選挙の場合は多数決ですよね。
選挙のような民主主義では多数決でしか決めることは難しいです。
しかし、多数決が「すべて」と考えている人が世間では多くいます。
そんな人は、多数の意見だからといって、自分の考えをストップさせてしまっているのです。
アール・ナイチンゲールは、言っています。
もし何かのまだ自分の知らない分野に行きたいのであれば、他人と違うことをしなさいと言っています。
それは、「大衆は常に間違っている」からだと。
私は、多数決そのものを否定しているのではありません。
多数決の意見を「すべて」と考えていると、自己肯定感を下げる要因になることを伝えています。
多数の意見は「すべて」という考えが行き着くのは、他人の軸で生きることになります。
他人の軸で生きるということは、世間体(せけんてい)を気にして、世の中の価値観に自分を当てはめるようになります。
そうなると、「他人と違うことをしたらいけない」「目立つようなことはしてはいけない」というような考え方になってきます。
そこには「自分の軸」という力が弱くなるのです。
職場や学校で、多数決をする場合もあるかもしれません。
そのとき大切な考え方は、多数決の意見はあくまで多くの人の意見として受け止めます。
そして、自分の意見が仮に少数になったとしても、その考え方が劣っている訳でも、間違っている訳でもないということを知ってください。
多数決で決まったことが必ず正解になるという訳ではありません。
私が子どもの頃、学校で多数決は「すべて」というように教えられました。
そうやって、「みんなで決めていきましょう!」という協調性を伸ばそうとする考えがあったかもしれません。
しかし大人になって、ビジネスや自己肯定感の現場にいると、この「多数決はすべて」という考え方が、マイナスの方向に向かっているのを目の当たりにしています。
高い自己肯定感の人は、多数決がどうであれ、自分の軸を持っています。
「多数決がすべて」とは思っていません。
そしてどんな結果であろうと、自分の成長や幸せにつながるように解釈しているのです。
いかがでしたでしょうか?
今まで思っていたことをひっくり返すような意見になる人もいると思います。
その場合、受け入れられる人もいれば、抵抗してしまう人もいます。
踏み込んだ意見を投稿すれば、誤解される可能性も高くなることを承知で投稿しております。
この記事や、別の記事の内容でも、実践してみてどう成長したか、どう変わったかを教えてもらえたら嬉しいです。
ではまた明日!
多数決が「すべて」と思わない。
多数決がどうであれ、自分の軸を持つ。
そしてどんな結果であろと、自分の成長や幸せにつながるように解釈する。