ドラッカー
今日は、とてもカッコよくて豊かな意味付けが得意な男性に「いつもブログを見ています」と言っていただきました。
ありがとうございます。
みなさんには後日、「意味付け」についても説明しますね。
今回は「強み」についての理解を深めてもらうための話をします。
ピーター・ドラッカーって知っていますか?
経営の神様って言われている人で、世界中の経営者やリーダーたちに影響を与えた人です。
たくさん本も出ているので、よかったら手にとってみてくださいね。
そのドラッカーのとても有名な言葉があります。
ビジネスの話ですが、これは原理原則です。人にもビジネスにも通じるのでぜひ考えてみてくださいね。
強みは自社で行い、弱みはアウトソーシングせよ
ピーター・ドラッカー
ここでいう強みは得意なこと。そして弱みは苦手なことです。
得意なことは自分の会社で行って、苦手なことはアウトソーシング(外部委託)しなさいと言っているのです。
外部委託(がいぶいたく)というのは、その業務を強み(得意)にしている他の会社に業務を任せるということです。
外部委託するというのは「誰かやっといて〜」というのではなく、しっかりと連携をとりながら人の力を貸してもらうようなものです。
この原理原則は本当に力強いです。
起業したての人はお金を節約したいからと言って、会計士(税理士)に仕事を依頼しない人が多いですが、むしろ自分の本来の得意なことにフォーカスして、専門ではないことは依頼した方が成果は出やすくなるのです。
ここで注意するポイントがあります。
私が「強みにフォーカスする」と言うと、弱みをおろそかにしたり、無視していいと誤解される人がいます。
「これは自分の弱みだから、誰かやっといて〜」ではダメです。
それはまだまだ強みと弱みを理解されていません。
弱みは弱みでしっかりと把握しないといけないのです。
その点の詳細はまた後日、説明しますね。
アップル
Apple(アップル)という企業は知っていますよね?
iPhoneやiPadやMacで有名な企業ですね。
このアップルの強みは何だと思いますか?
アップルの得意なことです。
アップルの強み(得意なこと)は、デザインとマーケティングです。
だからアップルはデザインとマーケティングにフォーカス(焦点を絞って力を集中)しています。
じゃあ、どうしてスマートフォンは出来ているの?生産は?
このスマートフォンの生産もドラッカーの言う「強みは自社が行って、弱みはアウトソーシング」しているのです。
たとえば、半導体は韓国の企業が作り、液晶は日本の企業が作り、バッテリーは台湾の企業が作り、CPUはアメリカの企業が作るというようにアウトソーシングしています。(部品と国名はたとえです)
アップルにとって部品を作ることは弱みです。
もし仮に、アップルがすべての部品を最初から作るとなると、いまだにiPhoneは1台もできていなかったと言われています。
アップルは強みであるデザインとマーケティングにフォーカスして、弱みである部分をアウトソーシングしたから、世界中にiPhoneを普及することができました。
いかがでしたか?
ビジネスの話になったから難しく感じられたかもしれません。
なるべくシンプルになるように心がけていきますね。
今日のこの話を知ったあなたはすでに「強み」について1つ理解が深まったと思います。
ドラッカーとアップルの話を知り、「強み」への理解を深める。