弱みってなに?
今日の内容は「弱み」についてです。
この内容を理解すると、あなたは強みと弱みをだいぶん理解されるようになると思います。
さて、強みの定義は何でしたか?
強みとは、「成長」と「成果」につながるあなたの大切なもの
- 得意なこと
- 特徴
- 経験
- 知識
- 才能
- スキル(技術)
- ワクワクすること
これらのものが、あなたやあなたに関わる人の「成長」と「成果」につながるものであればそれは強みである。
では、弱みの定義を示しますね。
弱みとは、「成長」と「成果」に効率的につながりにくいもの
そうなんです。1年も2年も長い年月をかけて、普通のレベルになったところではダメなんです。
それを弱みにフォーカスしているというのです。
人の弱みは数え上げると無数にあります。
何千も、それ以上もありますよ。
多くの人はできないこと、苦手なこと、あまり効率的でないことにフォーカスしすぎているのです。
そして、怖いことにそれが良いことだと思っているのです。
できないことをできるようになることは良い部分もたくさんあります。
しかし、できないこと、苦手なことにフォーカスし続けていると、自己肯定感は下がり続けるのです。
子供の頃を振り返ってみる
あなたの子供の頃を振り返ってみてください。
何かできないことってありましたよね?
- 逆上がりができない
- 泳げない
- 算数の文章問題ができない
- 歌を上手に歌えない
- 絵が上手に描けない
- 料理ができない
- 友達と上手くつき合うことができない
- 竹馬ができない
- フラフープができない
- 楽器が演奏できない
いろいろ出てきます。
たとえば、逆上がりができなかったら、ときにはみんなの前でさせられたりします。
できない自分を再確認して、何人もできているのに自分はできていない。そして自分で自分を「ダメだな」と否定するのです。
するとどうなるのか。その子の自己肯定感は下がります。
自分で自分を否定するからです。
大人になったあなたに聞きます?
大人になってから逆上がりって必要ですか?竹馬で通勤とかしますか?
しませんよね。でも子供の頃はそれが大きな問題のように感じられたのです。
誤解してもらいたくないのは、こういった「弱みを改善する」ことがダメだという訳ではなく、それはとても大切なことだということ。
しかし多くの場合、学校や社会は「弱みを改善する」ことにフォーカスされているのです。
強みを活かすことより、弱みを改善する方に比重は大きく偏っているのです。
これが人自己肯定感が低い人を、たくさんつくりあげている大きな原因の1つだと思っています。
こんな話があります。
弱みを改善するのが生きがいの男は生涯、弱みを改善し続けた。そして、ベッドの上で死ぬ間際のとき、まだまだ数多くの改善されていない弱みがあったという。
ようするに、人の弱みは改善してもすべての弱みが消えることは絶対にないということ。
先程も言ったように、人の弱みなんて何千もそれ以上もあります。
それより強みを活かした方があなたやあなたの周りの人、そして社会や世界に役立つということです。
「役立つ」とは、つまり「貢献」です。
貢献は自己肯定感を大きく高める要素になります。
本当はもっともっと書きたいのですけれど、あまりポイントが多くなりすぎないように今日はここまでにします。
1つだけ補足なのですが、弱みは「無視する」ものではありません。
弱みは「把握する」ものです。
自分の弱みを知っておくということも大切です。
今日の内容を知って、あなたが「強みを活かして、弱みを把握する」方向に近づくことができたなら、それはとても良いことです。
今回はたくさんのポイントを知ってください。
- 弱みの定義を知る。
- 人の弱みは数え上げると無数にあることを知る。
- 学校や社会は強みを活かすことよりも弱みを改善する方に比重は大きく偏っている。これが人の自己肯定感が低い人を、たくさんつくりあげている大きな原因の1つだと知る。
- 強みを活かす方があなたやあなたの周りの人、社会や世界に役立つ。
- 役立つとは「貢献する」こと。貢献は自己肯定感を大きく高める要素の1つだと知る。
- 弱みは「把握する」ものだと知る。